シリーズ概要
このドラマにはいくつかの特徴があります。ひとつはリアル・スパイドラマだいうことです。
今までスパイドラマというと、古くはMission Impossible、Charlie's Angelesだったり、最近ではBurn Notice、Chuck、Covert Affaires等があると思いますが、コメディタッチだったり、フィクションさが大きく出ていたりというのが主流だったんですが、このHomelandでは設定がリアルでドラマをメインに作り込んでいるところが特徴です。
もう一つは、連続ドラマの構成になっているということです。
通常は、連続とはいっても実際は一話完結のエピソードを繋げていくという構成になっていますが、このドラマは常に話が連続していきます。
そういう意味では、Game of Thronesなどと同じ構成をとっています。
ストーリーにもあまり捨てエピソードが無く、毎エピソード少しずつ謎が明かされ、さらに新しい謎が現れ、伏線になりうる話も提示されていくという息が抜けないような濃い構成がされています。
ストーリーは簡単に言うと、「アルカイダのスパイ vs. CIA」という構図です。
という構図であれば通常は、「スパイ=悪」、「CIA=善」という構図で話が進んでいくような気がしますが、このドラマはそうなっていないところが面白いところです。
詳しくは是非ドラマを見て貰いたいのですが、スパイ側にはそもそもその人がスパイかどうか分からないという前提に加え、本人の苦悩、献身的な家族のサポート等が表現されていて、見ているとつい感情移入してしまい、素直に「悪!」とはならないんです。
一方でCIA側はというと、かなり人権問題に抵触する強引なやり方を展開したり、そもそも主人公の一人もかなり独断専行で行動してしまうので、そこも素直に「善!」になりません。
こういったどちらにも、善悪が複雑に絡みながら進んでいくところを見ながら、「ブローディー可哀想とか」「キャリーがやっぱり正しい」とか感じながら見ていって欲しいドラマです。
登場人物
ニコラス・ブローディー:アメリカ海兵隊軍曹。戦闘中に同僚のトム・ウォーカーとともに行方不明になり、8年後にデルタ・フォースの作戦行動中に発見、身柄を確保され英雄として帰国することになる。キャリー・マティソン:CIA対テロセンターに所属する特殊部員。元々は中東で活動をしていたが、デイビッドの引上げ命令を無視し行動したために、アメリカに呼び戻される。 9・11テロ攻撃を阻止できなかったことから双極性障害を患い、同僚に隠して精神安定剤を服用し続けている。 また、テロ攻撃を阻止できなかったトラウマに今も栗死んでおり、中東で得たアメリカ兵の捕虜が寝返ったという情報に基づき、ブローディーがこそが寝返ったアメリカ兵だと信じ調査開始する。
ソール・ベレンソン:CIA中東局の局長で、元キャリーの上司。キャリーをCIAに誘い教育をした。
デイビッド・エスティース:CIAの副長官。キャリーの上司。ブローディーをマスコミに露出させ、英雄に仕立てようと画策する。過去にキャリーと関係があった模様。
マイク・フェーバー:ブローディーの友人であり、海兵隊の同僚である。ニコラスがいない間、ジェシカをはじめブローディー家の面倒を色々見ていた。帰国時には、ジェシカと関係をもり再婚直前までいっていた。
ジェシカ・ブローディー:ニコラスの妻であり、ダナ、クリスという二人を育てながら、ニコラスのいない家を守っていたが、ニコラスの帰国時には、彼の同僚であり友人でもあるマイクと関係を持ち再婚を考えていた。
ダナ・ブローディー:ニコラスとジェシカの長女、クリスの姉。難しい年頃のせいか特にジェシカとはとにかく話が合わず、ことごとく反抗する。
クリス・ブローディー:ニコラスとジェシカの長男、ダナの弟。ニコラスの戦死の知らせを受けたときは幼かったため、帰国後に父に会うのがほとんど初対面。
トム・ウォーカー:ブローディーと一緒に捕虜になった海兵隊員。彼もニコラスと同様戦死したと考えられている。
ヘレン・ウォーカー:トム・ウォーカーの妻。
アブ・ナジール:アルカイダの幹部。ニコラスとトムを捕虜にしていた。
マギー・マティソン :キャリーの姉。双極性障害の妹をサポートし続ける。
シーズン1 エピソードリスト
01 Pilot02 Grace
03 Clean Skin
04 Semper I
05 Blind Spot
06 The Good Soldier
07 The Weekend
08 Achilles Heel
09 CrossFire
10 Representative Brody
11 Vest
12 Marine One
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